(仮)

「珍しく2年次編入の試験が〇大であってな、それのために今勉強してる」
「そっか、頑張って」

友達は僕と同じく現役時代に志望校に落ち、浪人したが結局現在は志望校とは別の大学へ通っている。

大学が決まったとき本当に不満そうにしていたのを覚えているが通いはじめれば浪人時代よりは楽しいその生活にすべてを忘れると思っていた。そうでもないらしい。

そして今は編入試験を意識しつつ大学にも一応通ってはいるらしい。準仮面浪人みたいなものなのだろうか。編入試験にどのような知識が必要なのか知らないのでイマイチわからない。

本人が見ていない場所だから書けるが、おそらく彼は合格しないだろう。
僕達が浪人している間にも不本意な進学をした同期達が仮面浪人から編入試験まで色々なものに手を出していたが結局試験自体を受けるまで至っただけでもほんの一部だった。

何故成功しないのか。

それは本人達の時間が止まっているからだろう。心の中でモヤモヤを抱えながら中途半端な気持ちで両方とも中途半端にこなすから失敗する。

受験に限ったことではないだろう。希望の就職先に就けなかった人や失恋した相手のことをいつまでも忘れらない人。

みな、進んでいる周りの時間で対面している物事と自分の中で対面している物事が違うので不具合が出る。

僕も進学した当初はある日突然また浪人生活がはじまる気がしてあまり進学した実感がなかった。フォロワーの多浪組達が全く同じようなツイートをしていて笑ったのを覚えている。中間試験が近付いてレポートや試験勉強に追われて忙しくなり、ようやく自分の中の時間も進んで浪人時代が思い出の1つになった気がした。

時間が止まってしまった人間にどうこう言っても仕方がないのは身をもって学んでいるので見守るしかないけれども、編入試験が終わったときに一緒に過ごした浪人時代が現状ではなく思い出になって欲しい。

FC2から移転した話

以前FC2ブログに記事を投稿していたので、はてなブログを使うにあたって移転ということにしておきます。FC2ブログの存在はちゃんと覚えていますという意味をこめて。

できることの多さではFC2ブログに勝るブログはないと思っていたので当時はFC2ブログを選んだものの、Twitterとブログを連携させている人が皆はてなブログを使うので自分も触ってみるとスマホでブログをすることを前提としたような編集画面や最低限の機能は揃っていて採用率の高さに納得でした。